集中力が切れる原因と回復術を紹介。肝は「何もしない」こと

集中力

こんなことを知りたい人にオススメ

・作業を開始しても30分で集中力が切れる...その原因はなんだ?
・切れた集中力を回復させる方法を知りたい

僕は30歳になった今でも他人より集中力がないと思っています。中学高校の頃は授業中に立ち歩くこともしばしば…。

今思えばADHD気質を持っていたと思います。

ですがフリーランスのwebライターとして生計を立て、ブログを書けているのは、集中力の使い方を体得したからです。

目次

集中力が切れる原因は、作業環境の悪さ

自分の注意を引くものが身の回りに多ければ多いほど
集中力は低下します。

つまり集中力は作業環境に大きく影響すると言えるでしょう。

そもそも集中力ってどんな時に消費されるのかをおさらいしましょう。

集中力の絶対量はワーキングメモリーに依存します。
ワーキングメモリーがもっとも消費されるのは、行動に一貫性がなく注意が散漫な時です。

例えば、YouTubeを見るとしましょう。
トップ画面には面白そうなサムネイルがたくさん並んでいますね。
すると脳味噌は無意識にそれらの情報を習得しますから、それだけワーキングメモリーを消費します。

加えて実際に動画を見れば、テンポよく情景が移り変わりますから、都度脳は新しい情報を処理することになります。
結果、集中力が減らされていき、集中力が切れる訳ですな。

ではこれを実生活に置き換えてみましょう。
視界に入ってくる情報が多い部屋=散らかっている部屋だと集中力を無意識に消費されます。

僕の場合はHSP気質も上乗せされるため、他人よりも注意が多方面に引っ張られ、消耗しやすいです。

今でこそ断捨離して刺激物をなくし、集中しやすい環境を構築しましたが
部屋に漫画を置いていたときは、気づくと手が伸びている訳です。

手が伸びる前にも、きっと漫画に意識が引っ張られ、目の前の作業に集中出来ていなかった気がします、いやはや恥ずかしい。

自宅の環境は自分ないし家族の同意を得られればOK
しかし職場となるとそうもいかない事がありますよね。

僕は何社か経験しているのですが
環境整備をやらせてくれるかどうかって
上司次第なところでした。

なので人心掌握術を学ぶのがいいかもしれませんね。
面倒くさければ転職してしまうのも手で、僕はこっちタイプ。

なぜなら無用な議論に消耗する必要はないと考えています。
昨今はリモートワークもだいぶ普及してきて
在宅勤務の方が集中力も仕事満足度もUPしたというお話しは多方面から聞きます。

これだけ世の中が、就業環境の整備が作業効率に貢献していると語っているのに
それでも変化を拒むってよっぽどだと思うんですよ。

だったら見切りをつけるか
あるいは強制的に環境を作ってしまえばいいんじゃないですかね。

とはいえ輪を乱したくないと思うのは素敵です。
手っ取り早いのはノイズキャンセンリングイヤホンや耳栓、イヤーマフなど。

僕だったら視線も気になるので小型のパーテーションを立てたりするでしょうね。

こうすれば視覚と聴覚からの刺激を最大限にカットできるわけです。
在宅ですら選挙活動やらなんやらで外乱があるわけで、耳栓があった方が楽なんですから。

いつかかってくるかも分からない電話の音に溢れている職場で仕事していたら
そりゃ集中力が切れるのは頷けますな。

というわけで、集中力を害する要因を作業環境から取り除く事が重要です。
特に音と目からの刺激を減らし、集中力の消耗を抑えましょう。

集中力の回復方法。それは、諦めて何もしないこと

何もしない。それだけで集中力は復活します。

理由を説明します。
つまり刺激を取り除けばOKです。

全ての作業を停止し、ただぼーっとすればいいんです。

ちなみに質問ですが、本当に何もしないって出来ますか?

気が付いたらスマホでメールやニュースを見ていませんか?
無意識中の行動でも集中力は消費されてしまうんです。

集中して何もしない
ちょっと矛盾した言葉ですが、何もしないおかげで集中力が回復した経験は皆さん、毎日しているんですよ。

例えば睡眠。
もし寝ずに一夜を明かしたら、集中力は壊滅しています。

一徹の残業なぞしたら、作業の進歩よりもミスのやり直し工数の方が多かった経験ありませんか?
とっとと家に帰って寝て、早朝に仕事をした方が効率が良かった。

僕は仕事の性質上、夜中まで仕事をする事があります。
集中力が低下している状態に眠気が上乗せされるので
フルパワーを出すと仕事終わりは頭が痛くなっています。

なので予め昼寝などをします。
ブリュッセル自由大学が9時17時勤務の25人を対象に行ったRCTでは
昼寝は16時までに済ませる事で、夜の睡眠の質を担保できるそうな。(https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/26016658/

ちなみにどれくらい寝ると良いのかという検証は
2016年にカリフォルニア大学リバーサイド校のサラ・メドニック博士が行っていて
1.5時間を推奨しています。(https://www.apa.org/monitor/2016/07-08/naps

「仕事中に1.5時間も寝れねーよ」

って声が聞こえてきそうなので補足しておくと
国立衛生研究所の2006年の発表では
10分でも効果ありとのことでした。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/16796222/

この昼寝をパワーナップと呼ぶそうで
集中力に加えて記憶力や認知機能のUPも確認されたんだとか。

なので昼寝して損はないってことですね。

集中力を回復させたいなら、何もしないに徹するべし。
起きていると何かやりたくなるので、思い切って寝てしまいましょう。

高等テクニックですが
集中力はそもそも緩急でして
集中が必要なタスクとそうでないタスクを織り混ぜることで
集中力を再回復するテクニックも存在します。

このあたりはヤバい集中力に詳しく解説されているので
良かったら見てみてください。